開催レポート2025年
【学校教員向け】食物アレルギー研修会を行いました
例年実施している県内専門学校での講習の他に、今年度は県外2校から「学校教員を対象とした食物アレルギー研修」の依頼をいただきました。
- ◆ 岐阜県下呂市立馬瀬小学校
- 開催日:2025年7月25日(金) ※オンライン講習
- ◆ 東京都立淵江高等学校
- 開催日:2025年10月3日(金)
第一部:食物アレルギーの基礎知識
淵江高校の視聴覚室にて
まずは食物アレルギーの基礎となるアレルギー発症のメカニズムや原因食物、学校での食物アレルギー対策などの内容を中心に、過去に学校現場で起きた食物アレルギーに関する事例の紹介や、緊急時の対応についてお話ししました。
また、第二部で実施するシミュレーションの予習も兼ねて、エピペントレーナーを用いた「エピペンの使い方」や「使用すべき症状」の確認を行いました。
オンライン講習では、先生方にも伝わりやすいように工夫を凝らし、必要な情報をお届けしました。
馬瀬小学校とのオンライン講習の様子
第二部:アナフィラキシー時の対応シミュレーション
過去に起きた事故事例をもとに各学校で想定される状況の台本を作成し、生徒がアナフィラキシーを起こすことを想定したシミュレーション研修を行いました。
馬瀬小学校では、食物アレルギーを持つ児童の給食時の誤食、淵江高校では家庭科の調理実習で作った料理を食べる際の誤食によって、事故が発生したという設定です。
事前に参加される先生方の配役を決定し、生徒の行動予測と先生方に必要な対応の流れに加え、ご自身の担当以外にどのような役割を担うことができるかについて考えていただくロールプレイングを行いました。
- 研修後の先生方の感想
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- 毎年、研修を受けていても忘れてしまいがちなので再確認ができてよかったです。
- オンラインでの受講でしたが、座学だけでなく、実践もその場でご指導いただきながらできたのがとてもありがたかったです。
- このような対応がないのが一番良いですが、食物依存性運動誘発アナフィラキシーの可能性もあるため、部活動等も気を付けていきたいと思います。
- 素人の私がアレルギー誤診の可能性があるのにエピペンを打ってもよいのかという懸念がありましたが、打たないことの方が問題であると知ることができてよかったです。
小学校と高校では食物アレルギー事故が起きる状況が異なると想定されますが、アナフィラキシーを起こした生徒の処置、校内での連絡体制に大きな違いはありません。
起きてほしくはありませんが、実際に事故が起きた時、先生方はどのような連携・対応・処置が必要になるのか、日頃から食物アレルギーに対応できる体制を整えておくことが重要であると言えます。
この様な研修をより多くの学校で実践し、食物アレルギー対応の普及に貢献していくことも財団の大きな使命であると考えています。
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