一般財団法人ニッポンハム食の未来財団

食物アレルギーの治療と対処法

食物アレルギーの対処法

食物アレルギーの対処方法には、アレルギー症状が出た時の対処と、アレルギー症状が出ないように予防する対策があります。

アレルギー症状が出た時の対処

食物アレルギーをもった患者さんは原因食物を誤って食べてアレルギー症状が惹起することがあります。すぐに対処できるように下記の薬の幾つかを常時携帯することが勧められます。どのような症状でどの薬を使うか医師の指導を受けて下さい。

特に、アナフィラキシー(アナフィラキシーショック)の時は、生命の危険もあり得るので、迅速な対処が必要です。そのため、アドレナリン自己注射器(エピペン®)を事前に処方されており、常時携帯するように指導を受けている患者さんもいます。

エピペン®は患者さん本人や家族が病院を受診する前に注射する薬です。注射の仕方を日頃から練習用トレーナーで反復練習し、注射するタイミングを家族で確認しておくことが大切です。本人・家族に代わって園・学校の先生、救急車の救急救命士も注射することができます。

いつも携帯する薬の例
・抗ヒスタミン薬
・気管拡張薬
・ステロイド薬
・アドレナリン自己注射製剤(エピペン®)※
※2011年9月~ 健康保健適用

写真:アドレナリン自己注射製剤(エピペン®)

アドレナリン自己注射製剤(エピペン®)

アレルギー症状が出ないように予防する対策

原因食品を除去・回避することが基本です。

図:アレルギー症状が出ないように予防する対策

除去食は食物アレルギーの症状が出ないように予防する方法です。これは予防方法として最も確実な方法ですが、患者さん、その家族、関係者にとって種々の負担となります。
よって、必要最小限の除去食にすべきですが、そのためには、原因食物の正確な診断が大切です。
主治医や栄養士と相談しながら適切な除去食を心がけましょう。

除去食でみられる誤解

アレルゲンの除去は、必要最小限にとどめることが大切です

イラスト:鶏卵と魚卵

鶏卵と魚卵
鶏卵とイクラなどの魚卵に含まれるアレルゲンタンパク質は別物です。そのため、両方の食物に対してアレルギーでなければ、鶏卵アレルギーがあっても魚卵を除去する必要はありません。

イラスト:鶏卵と鶏肉、牛乳と牛肉

鶏卵と鶏肉、牛乳と牛肉
鶏卵にアレルギーがあっても、多くの患者さんは鶏肉を食べることができます。同じように、牛乳アレルギーがあっても多くの患者さんは牛肉を除去する必要がありません。

イラスト:ピーナッツと他のナッツ類

ピーナッツと他のナッツ類
ピーナッツアレルギーでも、他のナッツ類(クルミ、カシューナッツ、ゴマなど)をまとめて除去する必要は基本的にはありません。

イラスト:魚類

魚類
すべての魚が食べられないことはまれです。
多くの場合、食べられる魚を見つけることができます。
青身、白身など魚を色で区別して除去する必要はありません。

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